コブと出会う

これまでずっと猫派だったのに、突然思い立ったように犬を飼うことにしました。
そういう決断はいつだって急に決まったりします。
犬を飼ったこともなく、犬に関する知識はほぼゼロ。
犬種もほとんど知りません。
でも、たまに見かけるかわいい犬を思い出し、犬種を調べてみました。
エストハイランドホワイトテリア、という名前らしい、ということがわかり、子犬がいる店を探すことに。
ウェブで調べて、何頭かヒットしたので、若干遠いけど写真も載っていない店に見に行ってみることにしました。
2008年12月10日に生まれたばかりのちっこい白い犬と対面。
かわいいなぁとは思いつつも、「このワンコが家にきて大丈夫か?」という不安もありました。


ちなみに、我が家は半年前にマンションを購入したばかり。新築で、子供もいません。
ワンコがきたら、家もヒッチャカメッチャカになるだろうし、時間の拘束など、今の生活を変えられる勇気があるのか、と悩みました。
夫とは結婚して5年目。共働きで、お金持ちではなくても、生活に何の不自由も感じていませんし、夫とは平和な日々を送っています。
ただ、最近、そんな生活の中で自分たちの成長があるのか、と不安に感じることもしばしばでした。
好きなことだけをして、好きなものを買って、人並みに将来の不安などを感じつつも、それも含めて幸せです。
それに加えて、私はけっこう完璧主義。ルーズなのに、完璧を求めがちな性格。
こんな性格で、おだやかな犬を育てることができるのかも不安。

ひとまず決断は保留にして、1週刊検討する猶予をもらってその日は帰ってきました。
夫にも相談し、長い時間話し合い、もう一度会いに行ったりして、結局「ぼくらの人としての成長のためにも、チャレンジしてみよう。」ということに。
幸い家から会社まで自転車で通える距離になったので、子犬の時期も私の時間はフレキシブルに対応できるかも、という状況も後ろ押ししました。
「飼います」と返事をしてからも、ワンコがまだ小さいことから、1週間は待機となりました。

そうやって、突然だけど、ほどほどに悩んだ末に、我が家に子犬のコブがやってきたのです。