我が家の新入り

我が家に新入りが来ることになりました。2月13日生まれの♂です。
頭目を迎えることは、ここ半年くらいずっと夫とも話し合っていました。お互い「いつか欲しい」けど、コブが嫌がるんじゃないか、現実的に難しいんじゃないか、今じゃなくてもいいんじゃないか、などなど、結論がでないままこれまで悶々としてきました。
それでもペットショップを見て回ったり、家の近くのブリーダーさんに行ってみたり、多頭飼いされてる方にお話を聞いたり・・・それでも踏ん切りがつかなかったのは、やっぱりコブに対して申し訳ないと思っていたから。飼い主のエゴというか、勝手に「よかれ」と思ってるだけなんじゃないか、と思ったり。
ある日夫がボソッと「でもさ、やっぱり意外とやれば出来ちゃうもんかもね。」と言って、私もだんだん「きっとできちゃうな。うん、できちゃうかもな。」と思い始めました。
マンションは共有部分は抱っこで移動だから、毎日のお散歩は2頭を抱えて14階から降りなきゃいけないし、きっと散歩も大変だし、コブとうまくいかないかもしれないし・・・でも頑張ってみるだけの価値があることなんじゃないか、と思いました。(オドママさんに散々相談にのって頂きました!感謝!)
そんな頃、ユーカリでお友達のオードリーちゃんが生まれたブリーダーさんで、5頭生まれたことを知りました。お電話で話すととても感じがよくて、丁寧に相談にものって頂きました。じゃ、これでもう決まりだ!と思っていた矢先・・・地震がありました。
その後日本に起きている状況は皆さんご存知の通りなんですが、この時期に子犬を迎えることに躊躇しました。人間を取り巻く状況が日々悪化して、回復の兆しが見えにくいこの時期に、今までと同じ条件でワンコを育てていくことができるのかも分かりません。(実際にこの計画停電で、勤務地が変わる可能性も大です。)凹みがちな気持ちで夫と夕飯を食べていた時、TVで被災地で取り残された小学校の屋上で、背中に赤ちゃんをおぶったおばあさんが、手にウエスティーを引いているのを見ました。屋上には「水・SOS」と大きく書かれていました。その光景を見たとたん、鼻の奥がツーンとなって、胸がキューッと痛みました。何があってもワンコも家族なんだなぁと。言葉でうまく説明できないんですが、我が家にはもう1頭ワンコと一緒に幸せになれる余裕があって、その選択をすることは間違ってない、と思いました。大変なことも一杯ある、状況も不安定、日本の明日が分からないって時ですが、それを全て納得して覚悟を決めよう、と思えました。無謀っぽいけど無謀じゃない。大変そうだけど大変にしない。そういう気持ちでの決心でした。夫も同意してくれて、晴れて子犬を迎えることにしました。コブのことも、今までと変わらず大切にしようと夫と約束しました。


と前置きが長かったですが、はじめまして、オンド(音頭)です。オンちゃんと呼んでください。


名前はノーテンキでポジティブに生きてほしい思いからです。あと、生まれた時の写真東村山音頭っぽかったからです。
まだブリーダーさんの元で、兄妹とお母さんと一緒に過ごしています。4月半ばに迎えに行きます。落ち着いたら皆さんにも遊んで頂きたいので、どうぞよろしくお願いします!