毎度お馴染、いつものアイツ。

ぼく(コブ)にとって永遠のライバル、いつものアイツ。
赤くてクールな、いつものアイツ。
ぼくがどんなに騒ごうと、一向気にせずマイペースに黙々と仕事をこなす、いつものアイツ。
いちばんジェラシーを感じるのは、おかーちゃんに絶大な信頼を寄せられていて、ぼくが入れないキッチンや、締切の部屋にも顔パスで入れるところ!
ぼくの挑発にもまったく乗ってこない。くっそー。いつかメチャメチャにやっつけてやりたい。でもちょっぴり一緒に遊んでほしい…そんな、毎度お馴染、いつものアイツ。「そーじき」って言うんだってね。


と思ってるかは知らないけども、毎朝毎朝コブと掃除機の戦いは続いている。
スイッチが入ってないとまずは大人しく、掃除機の出方を待つコブ。

掃除機の「心臓部」であるコンセント付コード部分を確認した後、掃除機の角をカリカリ。

そしてスイッチが入った後は、全速力で掃除機を追いかけて、最後はコードをくわえるので、その時点でアウト!
おかーちゃんに投獄されます。(サークルに戻す)

その後は掃除機をあまり気にしなくなって、ふて寝する。

ふて寝がいつしか本気寝になって…

進化する。


小さい頃から聞いてるからか、コブは掃除機の音はあまり気にしないみたい。
音が出て動くから一緒について騒ぐけど、サークルにいる限り掃除機の音は気にしてない様子。
ちなみにディスポーザーの音にも無関心。ニンジンやキャベツの芯なんかを砕いているとけっこう大きな音がするけど、それも平気。聞きようによっちゃ雷より音は近くて大きいのにね。
やっぱり音は慣れなんでしょう。