Dental Trouble?

月曜日の夜のこと、なんだかいつもより機嫌の悪いコブ。
そして、しきりに左の口元だけを気にしている様子。こころなしか、毛の変色もそこだけ濃いような・・・



なんだろなぁ、なんて思いつつ、夕飯作ったりしてコブから目を離していると・・・
気がついたら左の口元から流血
あわわわわわーー!と大焦りになりつつ口を開けさせると、左下の歯がグラグラになり、歯の色も黒ずんでいます。(正確には下顎第4前臼歯というらしいです)なんだか割れているようにも見えるし、私一人で大パニック!
咄嗟に思ったのが、コブの好きな硬いプラスチックのおもちゃ。(Nylabone)
けっこうな硬さなので、ちゃんと見ててあげないと、歯が折れることもあると言われていたのでした。
歯が黒ずんでいるところから見て、これはけっこう前に折れていたのではないかと思いました。
何で気がついてあげられなかったんだ!永久歯なのに、これが折れたらもう二度と生えてこないのに!と、猛省しつつ、ひとまず血だけ洗い流して、ネットで調べてみました。折れて1-2日ならバイタル・パルプキャッピング(VPC)という治療方法があって、そのまま歯を抜かずに済むらしいのです。でも、歯の黒ずみから見てこれは数日間に起こったことじゃない雰囲気。
歯髄(歯の神経かな?)が出てしまっている場合は、最悪の場合抜歯か、歯茎から神経を取ってしまって、人工の歯を埋め込む処置などがあるらしく。ただいづれの場合も、通常の動物病院での治療は難しいので、動物歯科を専門にやっている病院に行く必要があるらしいのです。
更に調べていくと、府中(家から車で20分程度)のところに動物歯科をやっている病院を発見!完全予約制らしいので、朝さっそく電話してみようと思いました。
不安な気持ちを抱えつつ、幼馴染で現在歯医者(人間の)になっているT君に電話してみました。T君いわく、人間の治療と犬の治療は違うから何とも言えないけど、もし動物病院で麻酔をしてくれるなら、治療はやってあげる、と言ってくれました。
学生時代は本当に頼りなくて「こいつの世話だけには絶対になることはないだろう」と思っていたのに、T君を侮っていたよ!立派な医者になったもんだ!実際にお願いするかは別として、ちょっと救われた気分になり、朝になりました。


コブの様子は元気だし、朝ごはんも相変わらずのモリモリっ振り。お散歩もルンルンで行ってきて、しばらく様子を見ていると・・・ああ!歯が抜けてる!!!ポロリと玄関に落ちたコブの歯・・・抜けたところを見ると、ちょっと流血しています。ぎょええええ!となりつつ、朝一で病院に電話し、午後すぐに診てもらえることになりました。
永久歯だからコブの今後に一生関わると、夫も休みを取って病院に向かいました。


結果、結局抜けたのは「最後の乳歯」であったことが判明!!もう乳歯なんて1本も残ってないと思っていたので、その可能性を最初から考慮していなかったのです・・・ああああああ、あたしゃアホか!
でも乳歯でよかったーーー!!!結局病院で歯ブラシと歯磨き粉を購入して、今後のケアについてレクチャー頂いて帰ってきました。



病院で、今プレドニンを服用していることや、シャンプーの話などをすると、ASCの診察をコテンパンにこき下ろされました・・・自分だったらそんな治療はしない、副作用を分かっているのか、セカンドオピニオンを考慮したほうがいい、など等・・・医者によって診療方針は違うだろうし、経験もあるだろうから、何とも言えないところですが、ASCは皮膚の専門ですし、今はそっちを信用してみようと思ってます。ただ、正直若干不安を煽られたところは否めないので、次回ASCに行った時にいろいろ相談してみようと思いました。


はぁ、それにしても、本当に永久歯でなくてよかった。コブも病院から帰ってきて落ち着いた様子。相変わらずのヘラヘラ顔です。



今回は結果オーライだったわけですが、やっぱりちょっと硬いおもちゃが怖くなったので、病院で頑張ったご褒美として、ラテックス系のみょうちきりなおもちゃを買ってあげました。なかなか気に入ってるようです。



思わぬ有休消化をしたコブ家でしたが、家の掃除もできたし、コブも何でもなかったし、いい経験になりました。
掃除機の横でコンパニオンガールのように佇むコブ。首のネッカチーフっぽいのは、ひんやりベルトでございます。
ご飯を食べさせて、お散歩に行くのが世話でなく、いろんな知識をちゃんと持って、コブを安全で健康に保っていくのが本来の私の責任だと、改めて痛感した事件でした。