絶不調ウィークダイジェスト

いやはや、オンドの骨折から先週一杯ずっと、ここ近年マレに見る絶不調ウィークを経験しました。ワンコの怪我・病気が怒涛のように押し寄せ、私も気持ち的にドン底に沈み、心身共にイッパイイッパイでした。そして会社は期末シーズン。仕事も落ち着かない一週間でした。やっと全て回復の兆しが見えてきたので、記録のために経過をご報告。
皆さんにご心配頂きましたが、オンドの骨折は順調に回復し、ビッコもひかなくなり、手先の腫れもひきました。そしてご当人は元気一杯です!ご心配をおかけしました。


それではダイジェストスタートです。
6月16日(木)〜6月19日(日)


木曜日にオンドが骨折をしました。詳細は別の日に書いた通りなのですが、翌日あたりからコブの体調が崩れ始めます。金曜日の朝からあまり元気がなく、夕食後にゲロンパ。ウンチも軟らかめ。この時期はオンドの骨折のことで手一杯で、コブの体調不良は様子を見てれば回復するだろうと思ってました。


土曜日は海斗君とも一緒に元気に公園に行って、普通に過ごしたのですが、19日の日曜日にはコブの体調が急降下。吐き気があるようで、ずっと口周りを舐めてました。ウンチもゆるく、鮮血が混じった粘膜便でした。このパターンは1年半前に経験済み。コブがアジソン病を疑われた時期と似ています。午前中に病院に行って、下痢止めと吐き気止めをもらって帰宅しました。ちなみに、骨折してるくせに、この間オンドはいつものサンバ並のハイテンションです。


6月20日(月)〜6月22日(水)


月曜日の朝はコブも食欲はあって、いつもより少なめでふやかしたフードを完食。お散歩もゆっくりですが行けました。でも何というか、生気がないんですよね、顔とか・・・

帰宅後も元気もなさそうで、やっぱり吐き気がある様子。2口分くらい食後にゲロンパしたけど、寝ているようだったので、そのまま私は出勤しました。帰宅すると部屋一面にコブの下痢ウンチが散乱。吐いた跡はないものの、見るからにコブの具合は悪そう。でも食欲はあるようなので、朝より少なめのふやかしたフードを夕食に上げると、食後15分にゲロンパ。その後も食べた物を吐き続け、朝4時過ぎまで1時間置きにゲロンパ。食べ物も残ってないようで、最後のほうは白い泡を吐くのみとなりました。もうとにかく元気なし。私と夫もほとんど徹夜でした。


火曜日の朝イチで病院に駆け込み、血液検査やエコー、レントゲンもとってもらって検査しました。結果、血液は問題なく、腸にガスがたまっている、とのこと。ひとまず追加で薬をもらい、吐き気止めや下痢止め、抗生物質などを注射してもらって帰宅しました。とにかく元気なし。食欲もなし。消化するものもないので、便もなし。


水曜日は注射の効果があって、食欲も戻りました。朝から薬も飲めたし、前日より調子は良さそう。

ここで、新たな事件発生。ずっと体調が悪く機嫌が悪いコブの周りをいつも通り元気にはしゃいでいたオンド。コブはストレスがたまっていたのと、オンドがうっとおしかったようで、すごい勢いでオンドをガオーッとやりました。近くにいてすぐに引き離したのですが、歯の当たりが悪かったようで、オンドが耳から出血。消毒してもイマイチ止血しないので、今度はオンドを病院へ。耳を貫通している傷ではないけど、切れ方が大きいので、1針縫うことに・・・部分麻酔をして、最後はエリカラーとなりました。

先生から、コブの体調が落ち着いて、精神的にも安定するまで、コブとオンドを隔離するように指示されました。そもそもコブの体調不良も、ストレス性の可能性が高く、オンドの天真爛漫さが、空回りしてしまう状況でした。
もうこのあたりで、私の精神面もボロボロです。でも私が落ち込んでいても、いいこと1つもないので、気持ちを切り替えていこうと思いました。



6月23日(木)〜6月25日(土)


木曜日は、前日の調子のよさが嘘のように、明け方にかけてコブの体調が悪化しました。吐き気が止まらないようで、一晩中家の中をウロウロ。でも実際には吐かないんです。その後は水も1滴も飲まず、食欲もゼロ。水曜日に食べた食事分のウンチも出ていません。
お散歩には行く気があるようだったので、気分転換にと、雨の中レインコートを着せて近所を歩きに行きました。すると、近所に住むワンコを飼っている外人のオバハンに突然「この暑いなか服なんか着せて歩いて、暑くて犬が死んじゃう!そこまでして毛を汚したくないのか!あんた、虐待か!」と怒鳴られました。びっくりしたのと、こっちの事情も知らずに怒鳴ってくる非常識さと、ここ一連の看病とかで、もう私も頭が真っ白になって、怒りを通り越した感情が溢れてオバハンと道端でマジ口論に・・・何やってんだ私、と思いながらも、大喧嘩して帰宅・・・ホント、悲しくなりました。この頃には私の精神状態も限界に・・・夫に電話して、助けてほしいと訴えました。もう一人じゃにっちもさっちも行かない状況でした。
夫に会社を早退してもらって、コブを病院に連れて行くことにしました。気温の暑さもあって、飲まず食わずだと脱水になりそうだったからです。

病院に行くと、やはり脱水も心配なので一時入院して点滴をしよう、ということになりました。飲めていない薬の分も点滴に入れてもらって、3時間半ほど預けました。様子を見て、翌日も点滴の可能性があるので、針を付けたまま帰宅。針を抜かないように、コブもエリカラーとなりました。

点滴後はコブもかなり回復したようで、目に少し力が戻ってきたのと、食欲が出てきました。ただ、まだ胃液がたまっているので、食べても吐いてしまうだろうから、絶食となりました。


金曜日は、朝からコブも調子が良さそうでした。食欲もあり、薬も含め、ふやかしたフードを完食。ただ、コブはエリカラーが大嫌いで、付けたまま熟睡できていないようでした。

その頃オンドは・・・家族の中で一番元気でした。耳の傷もすっかりカサブタになっていて、エリカラーの生活にも慣れた様子。このオンドの元気さと笑顔に救われました。

コブは、前日より元気だし、薬も飲めたけど、体調の底上げをするために、もう一度点滴をすることになりました。今回は前日より長く、5時間ほどかけて打ってもらいました。コブを預けている間に出勤して猛烈にたまった仕事を消化して、夕方迎えに行きました。エリカラーも取れて、針も取れて、点滴の効果もあって、コブの目がイキイキしてました。本当に嬉しかった。

帰宅後はすっかり元気で、食欲もあり、いいウンチもして、コブの回復の兆しが見え始めました。


土曜日は、オンドの骨折の経過と、耳の抜糸をしに、また病院へ。骨折の経過も良好です。耳もすっかり傷口がふさがったので、無事に抜糸。3日間我慢したエリカラーともオサラバできました。

病院に行った後は、久しぶりに皆で野川公園にお散歩へ。怒涛のように過ぎていった一週間が、やっと落ち着いてきたと思えました。


日曜日は2ぴきとも元気があって、食欲もモリモリ、お散歩も楽しく行けました。とはいえ、まだコブの体調が完全に戻ってはいないので、オンドと接する時間は限定的にしています。オンドは耳のカサブタもとれて、傷が見えないくらい回復しました。さすが成長期の回復力。


結局、コブの体調不良の原因は、積もり積もったストレスが原因だと思っています。オンドが来て以来、生活が激変して、コブも自分の気持ちをやりくりしていくのが大変だったと思います。それでもオンドを受け入れて、一緒に遊んであげたり、時にはじっと我慢したり。でも我慢の限界はきて、体調を壊したり、最後はオンドが怪我したり・・・それもこれも、やっぱり飼い主である私たちが、ちゃんとコブのことを察して、ケアできていなかったからだと思います。コブには本当に悪いことをしたし、オンドには痛い思いをさせてしまいました。
日常生活の中で、2ぴきを隔離して生活するのは無理だし、それはもっとよくないことのような気がします。コブもオンドのことが嫌いじゃないと思うのです。オンドをサークルに入ると、コブもオンドのサークル前で寝ていたりするし。オンドのことを気にしてくれてるんだよね。


ただこれからは、コブのストレスが溜まり過ぎないように、もうちょっと人間が気を使っていかないと。オンドは無条件でコブが大好きだけど、オンドが精神的にももう少し大人になるまで、コブのサポートをしっかりしてあげないといけないです。
コブちゃん、オンちゃん、おとーちゃんもおかーちゃんもまだまだ未熟で大変な思いをさせちゃうけど、ちゃんとぼくらも学習して、今日よりもベターな明日を作っていけるように、毎日頑張るからね。皆が健康で、家族4匹楽しく暮らしていけるように、もう少し時間をかけていこうね。


【追記】ワンコ保険にすっかりお世話になった1週間でした・・・この1週間だけでも、保険料の元が取れたくらいです・・・入っててよかった。